1人と1匹のいきぬき

背伸びして棚に上げています。二日酔いが常。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

珈琲も飲みたい

朝6時。 いつも通り浅煎りの珈琲を淹れる。 歳をとって、早起きになった。 3時に寝ても、4時に寝ても、6時に一度目が覚める。 すっかりおっさんである。じぶんの中のおっさんの存在にビビる。 いつか人格が入れ替わりおっさんに支配されてしまうのではあるま…

「良さ」が宿るとき。

待ちに待った日がきた。 修理に出した財布が戻ってきたのである。 尊敬する大切な人にいただいた、大事な財布。 一見ふつうの黒い長財布なのだが、 そこには他と全く違う思い入れがあるがゆえに 新しく財布を買うくらいの修理費用がかかったとしても、修理に…

奇跡くらい、ちょっと起こってくれ。

やらなくても良いことがたくさんある。 でも、だいたい、そういうことって好きだ。 靴を磨く時間が好きだ。これができていないと、忙しいということで ぼくは機嫌が悪くなる。というわけで、機嫌が悪くなると、ぼくは革靴を履く。磨くために。 忙しいときほ…

オール ウィー ニード イズ…?

少し間が空いてしまいました。 何かに没頭していないとやり過ごせない心境で、 何か望んで追われるように日々を過ごしていましたが なかなか、そう、かんたんに、片付く気持ちではないもので チリチリとした、というか、ささくれみたいな感情が ずっとひっか…

情熱を傾けるものは、好きなものの方が良い

飲みの場で人から聞いたことが心に残っていることが多い。というか、ほとんどがそれだ。 どんだけ飲み歩いているのか、という話がまずあるが、ともかくだ。「情熱を傾けるものは、好きなものの方が良いよね」とある先輩に、そう言われたとき、何か心にすっと…

結局、わからないのよ

先日、こんな話をした。「今そのひとにかけたことばが、そのひとにかけた最後の言葉になったらどうする?」こんなことばを、何かの本のなかで、第二次大戦中、ナチスに本国を侵略され、強制収容所で家族を全て亡くし、ひとりだけ生き残った女性が言っていた…

ばあさんのこづかい

ばあさんは本当に優しい。姉のことも、弟のことも、ぼくのことも、誰を贔屓するようなこともなく平等に小さいときと変わらず、今も尚愛してくれている実感がある。「ダイちゃん(親父)の子どもだから好きなのよ」とあくまで愛する息子の息子だから、と前置く…

強い動機は、大体ダサい。

昔、無給無休で働いてたときがあった。 最初に勤めた企業を早々に辞め、デザイン業界に未経験で飛び込んだ。 当然戦力として雇ってくれるところなんてない。 ここで踏ん張ってデザイナーとしてできることを増やして デザインで食えるようになるため。 そうい…

お酒が飲みたい

最近、飲むのがすこぶる好きだ。 ビール2本と日本酒をいくばくか。 もうほとんど毎日飲んでいる。 飲まないと寝られなくなってきたのは、レベルアップか何かの兆しなのだろうか。 ただ、飲む人は限られている。 友達が本当に少ない。 「私友達少ないんですよ…

ニューヨークアイラブユー

「あなたが、決めたのよ」 ニューヨークという街のことを、好きになった瞬間がある。 元々、行きたかった場所ではあった。 どこに行きたい、なにが見たい とか、そういう欲求はなく ここに生きる人たちの空気を 感じたかった。だけ。 なぜ世界中のひとびとを…

甲子園が、はじまった。

甲子園が始まった。 この季節は、いつもそわそわする。 甲子園を目指して夢破れた元高校球児にとって この甲子園という舞台は、もう叶わない、一生の憧れなのだ。 今年はどんなドラマが待っているのか。 勝ち負けじゃない。そうひとはいうが そこにしか見え…

そばかすのない私なんて、星のない夜空みたいなものよ

ネオンに目が眩んで視界が揺れる。 繁華街というのは本当にいつも元気だ。 目があったやつは大体友達的なテンションで 居酒屋のキャッチが3秒に1回というのは言い過ぎだが そのくらいの面倒臭いペースで声をかけてくる。 どうっすか、2軒目 安くご案内します…

「がんばれ」ということばが、キライ、だった。

「がんばれ」ということばが、キライ、だった。 そのことばは、 すでにけっこうがんばっているときにしか 掛けられた経験が無かったからだ。 ひねくれた性格に嫌気が差すが わかっていることをいちいち指摘されると どうしても沸点が下がりがちになる。 いや…

それできっと、充分だ。

8月6日。 この日は、死んだじいさんが言っていたことを、思い出す。 小さいときに聞いた話だからうろ覚えなのだが、 空襲にあって、防空壕に逃げる途中で、おっさんがケツを撃たれた、とかいう話。 その話を、じいさんは笑いながら、オチ的な感じで話してい…

あの頃は、ハッ

あの頃に戻りたいなあと、思うとき。 その「あの頃」ってものは、一体なんなんだろう。 今がいちばん楽しいと思えたら、それはきっと、最&高である。 が、だいたいの場合、そうではないと思う。 何か到達したい高みや、実現したい状態があるから、ひとはたぶ…

みんな、抱えてた。

基本的に、あまり後悔をしないたちだ。 故に、数少ない後悔のことは ありありと、ものすごく鮮明に覚えている。 そんな中でも特に、 絶対戻りたくないときがある。 いわゆる大企業を辞め、俺は音楽で食っていくんだと いう、絶賛「若気の至り期間」があった…